猫といっしょ! ~キウイとベツヲそれからナッツおまけにレイ~

途中で一休み

うちのリビングにはソファ、チェスト、キャットタワーが並んで置いてあります。
窓際のタワーに登るにはソファから順々に行くのが楽なので人気です。

途中でちょっと一休みニャ。
チェストキウイ
チェストの上で香箱を組むキウイ。ここからリビングを見渡すのも好きだよね。

先月キウイは東京大学動物医療センターで診察を受けてきました。
以下は私自身の備忘録として、また、同じような症状のある猫の飼い主さんの参考に多少はなるかもしれないと思い記します。
長くなりますが、興味のある方はお付き合いください。
(キウイは変わらず元気ですので、ご心配なく♪)

昨年の初夏あたりから、キウイの歩き方がなんとなくおかしいなと感じるようになりました。例えば、普通に立っているとき腰が少し左右に揺れていたり、歩いていて足がもつれることがあったり、方向転換するとき腰がへたってしまうことがあること。後ろ足の筋肉も落ちて、もものあたりが細くなっています。10歳という年齢を考えても、老化のせいにするにはちょっと早すぎるような気がします。
かかりつけの動物病院で相談しましたが、レントゲンで見ても骨には異常がないとのこと。「神経症状かもしれませんね」ということでステロイドを処方されました。でも4カ月ほど飲んでも症状の改善はなく、お願いしてステロイドはやめてもらいました。

インターネットでいろいろ検索してもすっきりせず、どうしようかと考えていましたが、ふと思いついて、以前参加した猫のイベントで、セミナーの講師をされていた東京のA動物病院の先生に「まず飼い主のみ伺って相談したい」と思い切ってメールを出してみました。
その先生は快く承諾され、診療時間外に時間を取ってくださいました。

「まず猫の後躯麻痺で考えられるのは心臓が原因の場合ですね。血栓ができて後ろ足へ行く血管がつまるとふらつくことがあります。その場合、肉球が白っぽくなったり、股動脈の拍動が弱くなります。
心臓でないとすると、脳や脊髄などの神経に問題がある場合です。神経症状の場合、ステロイドを投与するのは基本的な治療方法です。ただ、ステロイドが効く場合は1週間ほどで効果が現れますので、1カ月たっても改善がなければステロイドはやめますね。
脊髄などに変性やがんがある場合レントゲンやエコーではわからず、MRIでないと診断できません。MRIの欠点は、人間と違って『動かないで』と猫に言っても通じませんから麻酔をかけなければならないこと、費用がかかるということ、一般の動物病院にはなく大学病院などでないと装置がないということです。」
先生はとてもわかりやすく、親切に説明してくれました。帰りがけに「もし、大学病院での検査を希望される場合は紹介状を書きますので、また相談してください」とも言ってくださいました。

帰宅しておじさんとも相談し、まず原因を調べ、治療法を聞き、その上でキウイに負担にならない方法を考えようと決心。先生に紹介状を書いてもらうため、その2週間後、キウイをA動物病院に連れて行きました。
診察の結果、心臓には異常がないことを確認、そこで都内に何カ所かある大学病院のうち、うちから行くのに1番時間がかからない東京大学動物医療センターを紹介いただくようお願いしました。

さて、受診当日、A動物病院に寄って紹介状を受け取り、医療センターに予約時間の30分前に到着。待合室はワンちゃん、猫ちゃんでいっぱいです。
ほぼ予約時間どおりに名前を呼ばれ、まず研修医の方があらかじめ記入した問診票をもとに問診、体温測定、触診を行います。
「教官に相談し、必要な検査をした上でまたお呼びします」と言われ、キウイを預け、いったん待合室に戻り、数十分後再度診察室へ。
今度は教官も加わり、レントゲン撮影の結果を聞きました。
「キウイちゃんはあばら骨が通常より1本多いですね。また、背骨も胸椎と腰椎のどちらともとれるような骨が1本あります。こういう場合、ある程度の年齢になると歩行に問題が起こることがあります。」
なるほど、フィルムを見ると一番腹側に他の骨よりだいぶ細い骨が1本余分に写っています。
「他に原因があるかもしれませんので、MRI検査をしましょう。麻酔と検査で2時間ほどかかりますので、終わる頃に戻ってきてください」
見るとキウイはよっぽど不安なのか小刻みに震え、診察台が肉球にかいた汗でびっしょりぬれています。
「痛いことしないよ。眠っている間に終わるからね」と声をかけ、お隣の本郷キャンパスの学食に遅い昼食へ。食後はぷらぷら学内を探検しましたが、スターバックスもドトールコーヒーもサブウェイもローソンもあって、時間つぶしには事欠きません。最近の大学ってこんなふうになっているんだとちょっとびっくり。

2時間後、病院に戻り、キャリーバッグの中でこちらにおしりを向けてぼーっと疲れた様子のキウイを横に先生の結果説明です。
「画像のここに注目してください。脊髄が灰色に写っていますが、この部分だけ黒くなっています。キウイちゃんの病名は『脊髄梗塞』というもので珍しい病気です。人間の場合、例えば脳梗塞は高血圧や動脈硬化が原因だったりしますが、猫の脊髄梗塞の原因はありません。たまたまなってしまったということです。治療方法はなく、直りませんが、これ以上進むということもないと思います。健康に注意して見守ってあげてください」
先生の説明を聞いて、命に関わる病気ではないこと、進行性でないことにほっと一安心。少し歩くのに支障はあるけれど、家の中で暮らしている分には大丈夫です。

ひざキウイ
高いところにはジャンプできないけど、おかあちゃんのおひざなら乗れるからいいのニャ。

東大
動物医療センター。農学部のキャンパス内にあります。

東大猫
玄関前で会ったサビ猫さん。
耳カットされていましたが、ここで避妊手術をしたのかな?

動物医療センターの研修医の方も教官も、診察のはじめにまず「私は○○と申します」と名乗り、説明もていねいかつ親切、緊張していた気持ちがほぐれるようでした。

その日のうちに動物医療センターの先生からA動物病院の先生にも結果を電話連絡していただき、先生からも「電話で病状についての説明を聞きました。少しずつでも回復してくれることを期待しています。」とメールをいただきました。ほんとうに親身になってくれるよい先生です。
キウイはこのほかにも数年前から腎臓に不安があるので、脊髄梗塞の経過観察も含め、引き続きA動物病院のお世話になることにしました。
通うのはちょっと大変だけど、いい先生に出会えてよかったです。ねっ、キウイ!




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コメントコメント


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キウイ母さん、キウイちゃんのわずかな変化を感じて、的確に診察を受けさせてあげて・・・、感動してしまいました・・。

歩き方がおかしいなということから、こんなに詳しくわかるのですね。キウイちゃんもMRIの検査も受けて、エラかったですねー。
お家の中で生活していくのなら、問題なかったとお聞きして安心しました~v-237
よかったね♪キウイちゃんv-238

ゆら | URL | 2009年10月08日(Thu)11:41 [EDIT]


キウイちゃん、キウイ母さん、おじさん、お疲れ様でした。
進行性の病気じゃなくてほっとしました。
骨が1本多いのですか。また、このような病気があることにびっくりです。
A先生も大学病院の先生方も丁寧かつ誠実に対応して下さったようで、心強かったことと思います。
わずかの変化も見逃さないキウイさんの愛情に脱帽です。
キウイちゃん、これからもおかあちゃんに甘えて元気でいてね。

まるちゃん | URL | 2009年10月08日(Thu)12:46 [EDIT]


キウイちゃん、がんばったね!えらいよ~!

変調に気づいて 受診までの行動力。
キウイ母さんの一生懸命さに涙がでました。
うちの猫君も同い年で病気持ち。
私の家族になって幸せだなって思ってくれているかな。

しましまねとこ | URL | 2009年10月08日(Thu)12:46 [EDIT]


キウイちゃん、キウイ母さん、おじさん、おつかれさまでした。
そんな病気があるんですねえ。
でも原因がわかって悪くもならなくて、おうちの中なら支障なくて
ほんとによかったです。安心なさったでしょう。
やっぱり日ごろの観察が大事なんですね。
うちの子ももう8才だから定期的に健康診断に行こうと思います。

テケト | URL | 2009年10月08日(Thu)20:53 [EDIT]


キウイちゃん、良く頑張りましたね、いいこ~♪
ちゃんとキウイちゃんのこと見ててくれて、的確な行動のとれるお母さんはスゴイね~
キウイちゃん、幸せもの♪
進行性の病気じゃなくて良かったし、信頼出来る獣医さんとの出会い、これからも心強いですね。。。
やっぱりこれはキウイちゃんがいい子だからかな?
これからもいっぱい甘えて元気でいてね(^^)

トロNEKO | URL | 2009年10月08日(Thu)22:39 [EDIT]


時間のある時にまた再度ゆっくり読ませて頂きました。
こういう的確な判断というのはとても良いですし、頼もしいですね。
以前ととらもステロイドを処方されたことがあるのですが、はじめに
「犬と人間には毒ですけど、猫には大丈夫ですから~」という言い方だったので、凄く困りました。自分でネットで調べたりしましたがわかるはずもなく、何となく不安で仕方なかったことを覚えています。
このように的確で明確な説明があれば本当に安心できます。
物をいわないちいさな命をどうやって救うか、本当にその病院や先生によって大きく違います。キウイさんの素晴らしい行動にいろいろと学ばせて頂きました。本当にキウイちゃんよかったね。

toki | URL | 2009年10月09日(Fri)16:19 [EDIT]


皆様コメントありがとうございます。
あれっ、おかしいなと思ってから原因がわかるまで1年以上もかかってしまいました。
進行性の病気でなかったのがラッキーで、もし私がぐずぐずしていたのが原因で手遅れになっていたとしたら、悔やんでも悔やみきれなかったかもしれません。
いい先生に出会ったおかげでとんとんと道筋ができたのでした。

ゆらさん
びびりのキウイですががんばりました。
これからも家の中でのんびり長生きしてほしいです。

まるちゃん
聞いたこともない病気で一瞬どきっとしましたが、よーく説明してくださったおかげで納得できました。先生に感謝です。

しましまねとこさん
猫も人間と同じで、年を重ねるといろいろ故障箇所が出てくるものですね。私も幸せだなって感じてくれるといいなあと思っています。

テケトさん
キウイは肉球に汗をびっしょりかいて疲れたことと思います。そのおかげで安心できました。

トロNEKOさん
これもキウイの猫徳でしょうか?いい先生を引き寄せることができました。今もひざの上ですぴすぴ寝ています。

tokiさん
動物は自分で「ここが調子が悪い」と言えないので、飼主も不安です。ですから的確に診断し、飼主にわかりやすく説明してくれる先生はとてもありがたい存在です。そんな先生に出会えてよかったです♪

キウイ | URL | 2009年10月09日(Fri)22:07 [EDIT]


キウイちゃん、キウイさん
大変な検査、お疲れさまでした。
キウイさんご家族の愛情が
親身になってくれるいい先生との出会いを導いたのではないかと思います。
キウイちゃん、
キウイさんのおひざでたっぷり甘えてね。

ぽぽろ | URL | 2009年10月11日(Sun)13:52 [EDIT]


ぽぽろさん
そう言っていただけるとうれしいです。ありがとうございます。
ますますキウイは甘えっ子になっちゃったかもです♪

キウイ | URL | 2009年10月12日(Mon)15:26 [EDIT]