
翌朝、おじさんのお母さん、おじさん、おかあちゃんでお雑煮を食べているとナッツもテーブルを囲みます。
リラックスしてお手入れしてますよ。
ナッちゃん、ばあばのこと好きだもの。

そんな平和な時間も長くは続かず、お母さんと入れ替わるように、いつもの酔っ払いおじさんがやって来ました。
ピンポンの音とともに、寝室に逃げ込むナッツとレイ。
ナッツなんて、ふとんにもぐり込んじゃってます。
おじさん、いらっしゃい。いっしょにおせちを食べましょうか。

やっぱり頼りになる接待係のベツヲです。
しばらくすると、大丈夫だと思ったのか、レイが姿を現しました。
なんかこれ、いいにおいがしますね。

レイちゃんにも一杯ついでください。

子どもはだめっていうか、猫にはあげませんよ。
じゃあ、つまみをいただきます。

いつものように強奪作戦開始。
「だめって言ってるのにしょうがないなあ。身柄を確保する。」

酔っ払いおじさんにつかまってしまいました。
レイちゃんは、ねらった獲物は逃しませんよ。

まったくもってしつこいレイ。だめと言っても一向にあきらめません。
酔っ払いおじさんもあきれてますよ。
すっかり酔っ払ったおじさんは、その夜泊まっていくことになりました。
おじさんが寝る準備をしていると、おやおや、ふとんに潜んでいたナッツが出てきました。
酔っ払いおじさん、去年より、一回り大きくなったかもよ。

今度はテーブルに乗って、上から観察です。
どう見ても大きくなった…。

酔っ払いおじさんが寝てしまうと、レイも観察開始。
ぐおー、ぐおーって吠えてます。

ベツヲも心配そうにのぞき込みます。
あんなに大きな音をたてて、大丈夫なのか?

レイ、ちょっと行って見て来いよ。
やですよ、耳がどうかなりそうです。

そんな中、ナッツは酔っ払いおじさんの枕元まで様子を見に行ってきました。
ナッちゃん、どうだった?
やっぱり大きくなってた!

ナッちゃん、ずいぶん気になってたのね。
酔っ払いおじさん、こんなに猫たちに観察されていたなんて気付いてなかったろうなあ。


